
リンについて時々質問されるので、今回はペットフードに含まれる「リン」に対する考え方を分かりやすく解説します🙆🏻♂️✨
結論
カルシウムとリンの比率が1:1〜2:1(カルシウムがリンの1〜2倍)の範囲内が理想です!
フードを選ぶ時の注意点

原材料に添加物(リン酸、リン酸ナトリウム塩、リン酸カリウム塩)があることや成分表にカルシウムとリンの数値が書いてあることはチェックしても良いかもしれません。
残念ながら、カルシウムとリンの数値が書いていない商品が多いです・・
なお、現在作成中のキャット/ドッグフードランキングではこういうミネラルの詳細が書いてあることも評価対象にしています👍
(100種類程度のリサーチをしていますので、完成までもう少々お待ちを・・)
リンは肉に多いので、肉メインのフード(グレインフリーがよく吊るし上げられていますが・・)やウエットフードはおそらくカルシウムよりリンが多くなりがちです。
犬や猫などの肉食動物は、動物の全てを食べることで栄養のバランスを維持していますので、動物の肉だけを使用しているペットフードでバランスが崩れるのは仕方ないことかもしれません。
ちゃんとカルシウムを添加物として配合し、バランスを整えているならOKなのですが💡
他には、リン酸、リン酸ナトリウム塩、リン酸カリウム塩として添加され、リンが過剰になるパターンもあるようです。
フードの形や質を維持するのが本来の役割ですが、どうやらをこれらの添加物を入れると食いつきが良くなるらしく、必要以上に添加されていることもあるようです。
カルシウムを添加すればバランスは保てるのですが、カルシウムを添加すると食いつきが下がるらしく、メーカーとしてはあまり積極的にはしたくないようです。。
なお、こちらはキャットフードのピュリナワン・グレインフリーの成分表です▼

ちゃんと詳細も表記されていますし、比率もバッチリです。
好感が持てますね😊
ウエットフードのリン

かねてより獣医師くぅは「ウエットフードを使っている時点で80点です」とお伝えしています。それは今も変わらないのですが、一歩話を先に進めると、カルシウムとリンの比率や添加物は念のため気にした方が良いかもしれません。
特に添加物については、リン酸ナトリウム塩やリン酸カリウム塩の量や、カルシウムのバランス次第では、健康な犬や猫の腎臓に悪影響がある可能性が指摘されつつあります。
特に一般食は肉メインでミネラルの調整をしていないことがほとんどですので、やはりカロリー比率(総合栄養食を総カロリーの80%以上)は気にして、ほどほどに使用した方が良いと思います。
なお、原材料に添加物があり、成分表記が雑なこういうおやつ(ジャーキー)も要注意です▼

まとめ
カロリー、糖質量、タンパク質量、水分、添加物、食いつき、値段・・
最適なフードを探すには、見るべきところが多すぎますし、100点を取るのはほぼ無理です。
やっぱり、パレートの法則の80点でOKです。
【80点を目指そう!】パレートの法則(2022年11月1日)
今回のコラムも知っておくべき内容ですが、参考にしつつ、固執はしないようにご注意くださいね👍
参考論文
①ペットフードで使用される主なCa,P,Mg源原料(前編)
②ペットフードで使用される主なCa,P,Mg源原料(後編)
③2024年ペット栄養学会 一般演題 「日本で流通しているキャットフードのカルシウム、リン、ナトリウム含有量の調査」