毎月の一問一答で歯磨きや爪切りの悩み相談をちょくちょくお聞きするので、全てのトレーニングやしつけに使える基本的な考え方について解説します。
結論、「オペラント条件付け」です。

オペラント条件付けでできることはこんな感じ💁🏻♂️

・魚の輪くぐり
・ペンギンのサッカー大会
・イルカのジャンプ
・アシカの採血
・犬の歯磨き
・猫の爪切り
・旦那さん(奥さん)のコントロール(笑)
どんな動物にもできるし、何でもできます🙆🏻♂️✨
オペラントという横文字に蕁麻疹の出る方がいらっしゃるかもしれませんが、中身は単純なのでぜひマスターしてくださいませ🎶

オペラント条件付けとは

動物の「行動」に対して「強化子」を与えることことでその行動を増やすことです。
「強化」はその「行動」を増やすこと。
「強化子」はその子にとって嬉しいこと。つまり、「褒められる」や「おやつを貰う」などです。
オペラント条件づけの例
犬の前に、レバーを押すとおやつが出てくる箱を置くと、犬はおやつを得るために自発的にレバーを押すようになる。
この場合、「行動=レバーを押す」「強化子=おやつ」ですね👍
方法

一定の基準を作る
動物はみなさんが思っているよりずっと賢いです。
言われた通りにやっているのに、昨日と今日でOKの基準が変わると不信感が芽生えます。
みなさんにも身に覚えがあるのではないでしょうか?
どこの世界にもころころ評価基準が変わる上司って居ますよね(笑)
最初に決めた基準からブレないようにしましょう🙆🏻♂️
すぐに強化子を与える
みなさんが「1年前の小さいミスのこと」で「今日いきなり」怒られても「は?😳」ってなると同じように、犬猫にとって10秒前のことははるかはるか大昔です。
行動に対するアクションは「すぐ」やりましょう!
NG行動は消去する
NG行動には「無視」一択です。
行動に対する強化子が無いと、その行動をしなくなっていきます。
これを「消去」といいます。
なお、昔は「罰」(暴力や暴言)を使っていたのですが、今は推奨されていません。
消去バースト
注意点は「消去バースト」です。
NGが続くと「うわああぁぁあああ!!🤪」ってなるコトです。
例えば、先ほどのおやつ出るレバーで、押してもおやつが出てこなくなる頻度が増えると、犬は強くレバーを押したり、イライラしたりします。
私たちも、消去バーストで「うわああぁぁあああ!!🤪」ってなった経験、ありますよね(笑)
トレーニングは短時間
集中力は長くは持たないので、1セッションは5分以内に終わらせるくらいで良いと思います。
絶対に怒らない
当たり前ですが、怒っちゃダメです。
うまく行かないのは飼い主さんのせい。
うまく行ったら飼い主さんとペット、2人の手柄です🙆🏻♂️
具体例


(出典:猫の困った行動 予防&解決ハンドブック)
目を通していただいたら分かるように、オペラント条件付けそのままですね😊
まとめ
トレーニングやしつけは、それぞれ個別ケースで小手先の技はあると思いますが、大枠はすべて「オペラント条件付け」です。
僕は海獣トレーナーだったので犬猫のトレーナーをしていた経験はないのですが、おそらく考え方は同じだと思います。
考え方が同じなので、動物園や水族館ではあれだけたくさんの種類の動物のトレーニングができるのも納得ですよね🙆🏻♂️
ぜひ、オペラント条件づけの考え方をマスターし、ペットライフをより充実させてくださいませ👍
参考資料
【動画】ゼロから始める犬猫の技の教え方
【書籍】うまくやるための強化の原理: 飼いネコから配偶者まで
【書籍】犬の問題行動の教科書