
ミネラルで飼い主さんが最も気にするものの1つは「リン」ですよね。
リンは多くても少なくてもダメなので、必要量を添加により調整されていることもあります。
そこで厄介になってくるのは「リン酸ナトリウム」「リン酸カリウム」などのすぐに水に溶けるタイプのリン(リン酸塩)です。
8月29日のコラム「ダメなフードがダメな理由」でも解説した通り、これらは食後のリンの濃度を上げ、腎臓に負担を与えることが懸念されています。
なので、入っていたら一発アウトではありませんが、念のためチェックしておきたいよね〜という添加物です。
で、今回の本題はここからです。
原材料欄のルールは、ミネラルをまとめて記載しても、個々の詳細を記載してもどちらでもOKとされています。
つまり・・・
上下、どちらの記載方法でもOKということです。
これって、どっちの方が誠実だと思いますか?
下段のイティの方はリン酸二カリウムが入っているので、微妙です。
でも、上段はミネラルの詳細を省略しているので、リン酸ナトリウムやリン酸カリウムが入っていても分かりません。
僕が利益だけを追求し、犬猫をモノとしてしか見ないメーカーの人間なら、迷わず上段を選びますね🤫
また、リン酸ナトリウムは「pH調整剤」として使用されることもあります。
なぜか、原材料欄に「pH調整剤」って書かれていると他の添加物より安心感がありますよね(笑)
ちなみに、安価なフードほどミネラルの詳細が省略している傾向を感じています😅
まとめると、獣医師くぅ個人としては、ミネラルの詳細まで原材料欄に記載しているメーカーのほうが誠実だと思います。
リン酸、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムをチェックするのはもちろんですが、こういう隠れたところにも入っているかもしれないので、知識として持っておきましょう😊
今週の余談(1ヶ月ぶりにお出かけしました)
執筆の初稿提出ができたので、1ヶ月ぶりにお出かけ(昆虫採集)に行ってきました(家族サービスは毎週しています)。狙いは「タガメ」という水生昆虫の王者です。数年前に関西の秘境でタガメが大量に採れる楽園を見つけたのですが、その様子見へ。
ところが・・


居たのは普通種(シマゲンゴロウやミズカマキリ)のみ。
たぶん、農薬まかれてこの地域は全滅しました🫠
こうやって、細々と生き残っている生き物たちの居場所が奪われているのを見ると、ちょっと切なくなりますね。
そして、切り替えてまた新たな楽園を探します〜!