
僕は常々、「犬猫の身体は食べたものでできているから、食事は大事やで〜!」と発信しています。ところが、必ずこういうコメントが来ます。

うちのこはスーパーの安いフードで21歳まで生きたけどな
・・・お黙りください(笑)
確かにそういう子もいますが、たまたま遺伝子が優秀だった可能性が高いです。
ただ、そのような話を聞くと、しっかりフードを選んでいるみなさんとしては少し複雑な気持ちになるかもしれません。
では、良いフードとダメなフード、どちらの方が優れているのかを論文ベースで見てみましょう💁🏻♂️
猫の研究
2023年の研究です。原文はこちら
【ざっくりした内容】
プレミアムドライフードは一般的な市販ドライフードより、
・タンパク質・脂肪・エネルギーの消化率が高かった
・腸内環境のバランスが良かった
・インスリン様成長因子-1(栄養状態の指標)が良好だった

プレミアムフードをひとくくりにするのは主語が大きいですが、1つの根拠にはなるでしょう。要は、良いフードは腸に優しいということですね。
犬の研究
2016年の研究です。原文はこちら
【ざっくりした内容】
高品質なフードは残飯や低品質なフードより認知症発症率が2.8倍低かった

ちなみに、1番の認知症のリスクは「年齢」とのこと。2番目のリスクが栄養でした。犬の認知症は未だよく分かっていませんが、サプリで症状が改善することも多いです。食事が大事ということは間違いありませんね。
リン酸ナトリウムの研究
2018年の研究です。原文はこちら
【ざっくりした内容】
肉のリンの吸収率は40〜60%だけど、リン酸ナトリウムの吸収率は90%以上だった。

「リン酸ナトリウム、リン酸カリウムは要らない。でもリン酸カルシウムはOK〜♪」という僕のテーマソングの話です。リンの総量が問題なくても、リン酸ナトリウムの比率が高いと腎臓に負担をかけている可能性があります。入っていたら一発アウトではありませんが、念のためチェックしておきましょう。
まとめ
良質なフードが腸内環境を整え、認知症を予防し、腎臓の負担を減らすなら、少々高くても使う価値はありますよね。きっと、「うちのこはスーパーの安いフードで21歳まで生きたけどな」とマウントを取ってくださる飼い主さんも、その子に良いフードを与えていたらもっと健康に長生きできたでしょう。
今週の余談(猫のおやつの監修依頼が来ました)

北海道の天然鮭を使ったフリーズドライのおやつの監修依頼がきたので、おそらく受けます。サンプルを試食しましたが、非常に美味しいです。続報をお待ちくださいませ😊